陽明山地区は日本統治時代から「大屯国立公園」の予定地とし
て開発しており、面積は28,400ヘクタール、七星山、大屯山、金
山、野柳と富貴角など北部濱海地区までの範囲に及ぶ。民国74
年(1985年)に国家公園に制定された。台湾には国家公園が6つ
あ るが、中でも最も自然の味わいを感じることができるのが特徴。
毎年桜のシーズンには、花見に訪れる多くの人でにぎわう。桜の
ほかにも、さまざまな自然の景観を楽しむことができる。

公園内の観光スポットには、陽明山公園、陽明山
ボーイスカウト・キャンプ場、馬槽七股、大屯坪、
聖人瀑布、硫黄谷、龍鳳谷、大油坑、小油坑、冷水
坑、菁山レジャー区などがあ る。

特別景観区域には、中心景観区域、環山道路景観
区域、生態保護区域がある。このうち、生態保護区
域に入場するには国家公園管理所の許可が必要。





 
 
 
小油坑 : 小油坑遊憩区は七星山の北の頂に位置する。硫黄の吹き出る小油坑火山口が主な観光スポットで、下方には竹子湖や大屯山の景色が広がる。陽明山国家公園管理処は、ここにツーリストセンターや駐車場を設け、観光案内や関連情報の提供を行っている。

冷水坑 : 冷水坑遊憩区は七星山の東側の麓に位置する。冷水坑火山口と特殊な地形をした景色が観光スポット。区内にはツーリストセンター、駐車場、吊り橋などがあ る。休日は多くの行楽客が訪れ、道路が渋滞するため、夢幻湖の後方に駐車場や屋根付き冷水坑旅客サービス休憩所が設けられる。ここでは、温泉浴場での入浴もできる。

大屯自然公園 : 面積約55ヘクタールの規模を有する大屯自然公園は、101甲県道を大屯山に沿った北側、大屯山北山麓と菜公坑山南麓の間に位置する。同公園には駐車場、自然歩道(木を植えた道や、石を敷いた歩道)、展望台、レジャー施設などが完備されている。大屯山自然公園に続く陽金公路の七星山バス停からバラカ公路にかけての沿道では緑生い茂る自然の風景や沼沢地が観賞できる。

撃天崗草原 : 撃天崗草原は一面緑が広がる大草原。台北地域でも特に有名な散策スポットで、区域内には観光客サービスステーション、駐車場、木造の休憩台、屋根付き休憩所などが設置されている。撃天崗循環歩道が完成すれば、大草原を大きく一周することが可能となり、見事な景色をさらに趣深い気分で観賞出来ることになる。同地一帯を遊歩すると、都会の喧騒を忘れて帰るに忍びない気分させられる。

牛乳湖 : 台湾唯一の沈殿硫黄鉱床、地域内の沼は硫黄微粉で沼の水が濁る。ゆっくり沈殿して湖の底は土状態の鉱物層が形成される。鉱土は白黄色或いは薄いグレーの色になり、約20%~40%の硫黄成分を含め、それで「牛乳湖」と呼ばれる。

絹糸の滝 : 内双渓の上流で、滝の落差は約14メートル、滝は細長く絹の糸のように流れる。下の岩は鉄分、マグメシウムなどの鉱物酸化したために茶色になっている。

陽明書屋 : 故蒋介石・元総統の別荘。台北を一望でき、建物も庭園も一級品だ。1997年から陽明山国立公園管理局によって一般に開放される。

草山行館 : 草山行館は日本時代、台湾製糖株式会社が当時の皇太子殿下の台湾訪問にあわせ、休憩用に作られたが、皇太子殿下はここには来られなかった。その後、同社の招待所となり、1949年に蒋介石・総統の官邸となった。草山行館内には蒋介石や宋美齢ゆかりの文物が陳列されているが多くが複製品。台北市政府によって初めて公開されることになり、見学者は内部に設けられたコーヒーショップでくつろぎながら、陽明山国立公園や関渡平野の美しい景色を満喫することが出来る。

Sources provided by Yangmingshan National Park
http://www.ymsnp.gov.tw/